SAZO

Story of SAZO

1.

SAZOは東京、大阪、福岡でそれぞれジュエリーに関わってきた3人が立ち上げたメーカーです。

 

デザイン面でのジュエリーの好みはそれぞれ違いがありますが、ジュエリーとその業界の在り方に問題があると言う点で共感し、理想のジュエリーメーカーを作ろうという事でやってみる事にしました。

 

なので、ラインアップは多少混沌とする予定です。

 

私たちのそれぞれのお客様は、ファッションギークであったり、バンドマンであったり、宮内庁であったりするので、整頓された世界観を表現する事は現状難しそうです。

 

それよりも、ジュエリーとそれを取り巻く世界に自分たちなりの価値観を提示して行きたいと思います。

 

2.

ジュエリーの楽しみ方は色々あります。

 

デザインを楽しむこと

 

華やかな気分になること

 

プレゼントして喜んでもらうこと

 

受け継げる資産価値があること

 

思い出をこめられること

 

代表的なものでもこれぐらいありまして、枚挙にいとまがありません。

 

それぞれのブランドが、それぞれの価値観を持って製品をリリースしています。

 

SAZOは自分(オーナー様も私たちも)を表現するツールの一つであること。

 

この点に重きをおいています。



3.

デザインに関しまして。

 

私たちはジュエリー単体での美しさよりも、身につけた時に美しかったりカッコよかったりする事、

 

また身につけた際の街での存在感が大切だと考えています。

 

ファッションも、人も、街も変わっていきます。

 

そのスピードの加速感たるものや、デザインに関わる方々は日々頭を抱えていらっしゃる事かとお察しします。

 

私たちも、情緒に関わるモノづくりをしている以上、世の中の変化に日々、翻弄されている日々です。

 

もちろん、timelessなデザインでぼちぼちやっていく方法もありますが、私たちのようなメーカーは新しいモノゴトを生み出す事に存在価値があると考えていますので、現在とちょっと先の明日が素敵になるようなデザインを意識しています。

 

多くの人を魅了する必要はないと考えていて、新しい何かとかチャレンジとか。

このスタイルを愛する人たちの為に創作をしていきたいと思います。



4.

製品価値の在処

 

ジュエリーは、石のサイズ・透明度・色・カットと地金の種類で製品価値が基本的に決まります。それとブランドイメージが複合したのが一般的な製品価値です。

 

この価値観は永く続いているものなので、一般的で盤石なものとなっています。

 

それはそれで良いのですが、転売可能性の高さと言う金銭的なモノサシでジュエリーを見ているのは、あんまり洗練されていないように感じていました。

 

貴族主義的ですし、この価値観が採掘地や加工工場で複雑な社会問題を作り出しているのが現実です。

(コンフリクトダイヤや華やかなイメージから想像できないブラックな業界構造などなど)

 

上述の通り、ジュエリーはプレゼントとして至高の存在です。

 

ジュエリーをプレゼントする際は、ほかのものを渡すよりも色んな気持ちが込められているケースがほとんどです。

 

そのプレゼントが、人の不幸の上に成り立って製造されているのが現実で、私たちはそれをずっと気まずい思いをしながら、我が身可愛さで見てみぬふりをして過ごして来ました。

 

心より反省しています。この場で心より謝罪いたします。

 

大切なプレゼントを裏側で汚してしまっていた事を悔やまない日はありません。

 

こういった事を繰り返さないために、私たちはSAZOの価値を、デザインと製品完成までの透明度としています。

 

5.

私たちの夢

 

SAZOはジュエリーを通して、ジュエリー業界が抱える問題、デザイン面のチャレンジをする。ここは初期からある程度できると自身はあります。

 

長期的な目標は、日本人として生まれ、日本人として生きていく中で、多くの方と一緒に幸せな時間を過ごせるキッカケになればいいなぁと思っています。

 

また、日本が持つ有形無形のコンテンツをより多くの方に届けるお手伝いをする事も私たちの想いです。

 

日本で良い雇用を生み出して関係者を増やし、オーナー様のみなさまと幸せな人生を過ごすのがSAZOを立ち上げた3人の夢です。

 

6.

おわりに

 

そもそもジュエリーって人生に不可欠なものではありません。

 

無くても生きていけます。

 

けど、間違いなくあった方が良いです。

 

無駄を楽しめるのが、文明社会を生きる私たちが享受できる幸せじゃありませんか。

 

結局、

 

ジュエリーって、無駄を手にいれること。

 

それを楽しむこと。

 

みなさまの幸せな人生に寄り添えるジュエリーメーカーでありたいと思います。